2016年7月24日日曜日

博多滞在のこと③

 7/14滞在3日目。
 AM5時に目を覚まし、いそいそとジョギングの支度をする。前日バイクに跨ったとき右脚にはほとんど問題を感じなかったので無理をしなければ走れるだろう。
 どうしても走って行きたい場所があった。福岡には幾度となく訪れているが、なかなか足が伸ばせずにいた。目指す先は大濠公園。特別目当があるワケではないが、以前から気になっていた場所だ。宿泊するホテルからは3kmほど先に位置している。
 渡辺通りから天神駅を抜ける。早朝、車の往来はあるが人はほとんど見かけない。中州や天神といった繁華街が近いので、夜を明かした人たちとすれ違ったりするのかと思っていたが、そういう雰囲はなかった。どこかでしっかり区切りをつけた新しい朝の始まりがあった。

 走り始めは着地の感触に注意を払う。右の脹脛に少しシコリのようなものを感じるが、進むごとに気にならなくなった。これなら平気だろうと少しピッチを上げる。それに併せるように周りの風景も少しづつ変わり、公官庁の建物が立ち並びはじめた。
  気温湿度とにも高い。発汗を予想して補給のペットボトルを用意したが、公園に着く前に半分近くを飲んでしまう。季節柄こういう準備は必要だと強く感じる。まぁ前夜のアルコールの影響もないわけではないけれど。





  汗だくで大濠公園に到着。5時半をちょっと過ぎたばかりなのに、すでに大勢のランナーで賑わいサイクリストもちらほら。コースは濠をぐるり一周して2km。ランナーとサイクリストのコースの区分けや、距離ガイドもバッチリ表記されていて安心して使える。ベタな表現であるがまさに都会のオアシス。スタバもあって周辺の美術館や公園を散策するのにも丁度いい。
  老若男女入り乱れ、それぞれ思い思いのペースで反時計回りに走っている。僕も彼らと同様に走った。朝の僅かなひと時をトレーニングに費やすということは、どこか贅沢で、特に初めて訪れる場所では増す。だからどんな旅行でもランニングシューズは欠かせない。決して速くないスピードで、目に飛び込んでくる様々な情景を眺め、心と体のジョグを行うのだ。

 3周ほどで公園を後にしてホテルへ戻る。街には人々が往来し賑わいを見せはじめていた。
これが故障してから始めての軽快走。中盤以降は5分半より少し速いペースで進み、トータル12kmをこなした。順調に回復している、そう感じた初夏の博多の早朝ジョギングだった。

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