2016年5月24日火曜日

ホノルル滞在記② 潟鉄ジャージでハナウマ湾自走編

 ホノルル滞在3日目。AM5時、ワイキキの街を一周するイメージで朝ラン開始。カラカウワAveからカピオラニ公園までは前日の同じ道程であるが、そこからパキ、モンサートAveへと進路を取る。ただの行き当たりなのだけれど、なだらかな上り坂に魅せられてつい脚を向けてしまう。

 カピオラニ コミュニティカレッジからUターンしてホノルル動物園へ戻り、アラワイ運河の歩道に出る。対岸にはアラワイゴルフ場があり、早朝プレーを楽しむ人達の姿が見える。前日バスで通った際に、走ったら気持ちよさそうなシチュエーションだったのでコースに取り入れようと思った。僕らが走っている間、幾人ものランナーとすれ違う。恐らく定番コースの1つなのだろう。

 運河を気持ちいいペースでトレースしていくとアラワイボート港に辿り着く。その名の通り、小型の船舶がぎっしりと停泊しており、そこをさらに進むと砂浜へ出る。その砂浜の上を2人が並んで走るぐらいのコンクリート道が、ホテルの敷地に合わせるようにうねりながら通じている。
  ホテルのテラスが除け、ビーチバレーのスペースや、これからサーフィンを楽しもうとする人達など賑わっていて、南国リゾート感たっぷり。僕らもその風景の一部に溶け込んでいたかもしれない。1時間ちょいの心地よい汗を流す。


 そして、この日はアクティヴィティ第2弾、ハナウマ湾輪行であった。
 レンタルバイク店で自転車を借りる。我々に差し出されたのはジャイアントのマウンテンバイク。PM5時返却でレンタル費用は15ドル。安かろう悪かろうでは困るのではあるが、これが随分お粗末な状態。ただここで躊躇してしまっては時間の無駄になってしまうので、バイクの具合を確かめるべく、かつ右側通行にも馴れる必要もあるのでワイキキの街をちょい乗りする。ハナウマの往復40kmぐらいなら大丈夫だろうと判断し、予定通り出発することにした。
 時計はAM9時半を回り気温は27度。この日、気温は30度まで上がる予報がでており、暑い1日になりそうだった。

 ABCストアで水や補給食を買い込んで、ダイヤモンドヘッドロードからカハラアベニュー、72号線(カラニアナオレ ハイウェイ)を目指す。
 当たり前のことだが交通ルールを守れば、比較的安全に走行することが可能だ。ただし交通量の多くなる72号線はバイクレーンが確保されているが、両方向合わせて4車線で行きかう車両のスピードは、なかなかのもので気をつけるに越したことはない。バイパスの路肩を自転車で走るようなものと想像して貰うと判りやすい。

 ハナウマ湾まではおおよそ20km。サイクリストならどってことない距離だが、同行する妻にとってはそう簡単ではない。この辺も考慮しながら常に後方確認、声がけをしながら進んだ。
 ハイウェイの脇には大きな庭をたたえた住宅が一定間隔で立ち並ぶ。その中にFor SaleだとかPreviewの看板が少なくはなかった。それと教会の数。僕が気付いただけで3軒。町内会にひとつはあるのかな。
 出発から1時間、マウナルアベイビーチパークで小休止。人影はなくほぼ貸切状態。平日だしね。



 クアバ池を越え、教会のある交差点から上り坂が始まる。左手には美しい円錐形をしたコーコーヘッドパークがそびえ立つ。目を凝らすと山頂まで一直線に上る階段のようなものが見え、人が歩いているが確認できた。

 ハイウェイの上りのピークにはハナウマ湾の入り口があった。反対車線のバス停に腰を掛けたカップルが、僕のバイクジャージを見て日本人と気が付いたようで手を振ってくれる。僕もそれに答える。彼らはトレラン目的でハナマウに来たそうだ。湾を形成する海にせり出した巨大な岬は標高もありトレランには適していそうだった。自走ですか?と尋ねたら、笑いながらもちろんバスですと返ってきた。


 僕らはハナウマ湾の入り口を通り過ぎ、長い下り坂に出た。眼前には海岸に続くハイウェイと青い海が広がり、その景色に吸い込まれてしまいそうだった。テンションが上る。ただ、この下りから突如としてバイクレーンが消えていた。反対車線を見ると同様に専用のレーンはない。ところどころにきついカーブがあり、車の交通量を考えるとちょっと危険な感じがした。目の前の風景に躊躇したが、すぐに妻を止め状況を話し、それ以上進むことをやめた。本当ならばそのまま岬へ出てしまいたかったのだけど…。まぁ仕方ない。

 ハナウマ湾は想像を絶する美しさで、正しく本物のコバルトブルーの海の色だった。眼下の三日月に広がる砂浜では、海水浴を楽しむ人たちで賑わい、時々、甲高い笑い声が聞こえる。




 帰路、ハイウェイからダイヤモンドヘッドロードへ向かう途中、キラウエア アベニューという、見たことのない、まるで聳え立つようなゲキ坂を発見。思わず、いってきまーす!と妻を置き去りにして単独アタック。実は僕の乗っていたバイクはインナーには入らず、悶絶しながらピークにたどり着く。


 復路は1時間も掛からずにワイキキの街に戻ってきた。行きは気がつかなかったが、ひたすら下り基調でスピードに乗った。よし、それじゃぁ、このままパールハーバーを目指そう!と妻に打診するが呆気なくNO。えーっと不満を漏らすが、昼のビールを交換にしぶしぶ引っ込める。
 もしも、また次に来ることがあれば自分のバイクをもって来たいものだ。もちろんジャージは「潟鉄」でね!
(続くかも)








2 件のコメント:

鉄女ママ さんのコメント...

潟鉄ジャージが遂に海を渡りましたねw
ハワイの青空の元に良く映えますねwww
今度はだれかKONAにそのジャージを運んでほしいですね

Cyguns さんのコメント...

鉄女ママさんへのお返事です。
5/15日曜にはアラモアナビーチでホノルルトラが開催されたそうです。白戸さんやら日本の方が沢山いらしていたそうです。
知人に薦められたアパレルのショップに立ち寄ったらホノトラ話になりましたw
…コナへのキップはママが一番近いかもしれませんぜ。