2016年4月30日土曜日

第2回見附刈谷田川ハーフマラソン 2016.4.24

 フルマラソンの翌週にレースを入れたのは初めてだ。キロ4分30秒を新しいフォームで刻むこと。これが今回のテーマだった。
 この週は身体に耳を傾けるように無理せず、負荷を掛けずコンディショニングに努めた。それなのにレース前日の土曜、早朝にジョグを入れたのだけれど、まるで力が入らなくて予定距離をこなせずに終了。調子は半信半疑だった。

 当日、会場の見附総合公園の一角に陣を構えて、スタート5分前までのんびりアップ。晴れ渡る青空に公園を取り巻く木々の緑が眩しくみえる。体調はともかく気持ちはお天気のおかげで爽やかだ。


 定刻9時半に号砲。上り坂からのスタートだ。こじんまりとしたランナー集団がゲートに向け移動を始める。僕は前を交わしながら位置取りを行う。
  コースは右へ左へとクランクし、学校の校舎を通り過ぎると下にさしかった。躊躇せずそこを一気に駆ける。スピードをつけるのには丁度よかった。スタッフの誘導に従い、左に曲がると村の集落に入り、一路、刈谷田川を目指す。

 大会のタイトルにあるようにコースの大半は刈谷田川の土手だ。道路と交差する場所では紅白のバリカが外してあるところから、普段は車両の通行できない道のようだ。
 5K通過は22分4秒。予定通りのキロ4分半。ゼミで教わった2軸走行、股関節にタメをつくるなどいくつかのフォームに関する課題を意識して走る。

 6k手前あたりで頑張り過ぎないように若干息を入れる。ここまで不思議なぐらい楽に走れていた。体も軽い。けれどこういう時ほど用心をと判断して、僅かな貯金を使うことにしてキロ30秒の前半を踏んだ。もちろん、全体のコーデはネガティブ走なのだからね。

 遥か先を行くランナーが疎らだった。チームバナナさんらの黄色のTシャツが新緑に映え一際目立っている。そのランナーの点と点をつなげていくと、コースそのものが刈谷田川と同じように大きく蛇行している。途中では河川敷を野焼きしていたり、かの細長い爬虫類の無残な姿がコースに横たわっていたりと、なかなかどうして風光明媚な大自然の端っこを僕らは駆ける。

 10k通過は44分57秒(22分53秒)。しばらくすると折り返し、今しがた来た道を戻る。エイドで補給を口にする。

 後半戦。前を行くランナーの背中を追う。そうすることでペースを上げに掛かった。ジリジリとにじり寄るようにして、コースの幅員が狭いので反対から来るランナーに気を配りながら追い越す。そうやって一人、また一人と背中を捉える。そんな風に頑張っているが、ペースは然程上がらずに30秒前後をうろうろしていた。

 回転(ピッチ)を上げるために踏み込みを速める。そうすると股関節のタメが小さくなる感じがして歩幅が小さくなる。これは当たり前のことだが、それではダメなのだ。まだまだ目指すフォームを獲得できていない。所詮、付け焼き刃か。サンバイザーからポタリポタリと汗が滴り落ちるのが判る。

 15k通過は1時07分50秒(22分53秒)。ペースが落ちてきた。40秒台すら見え隠れする。太もも横の筋肉が突っ張る感じがする。佐渡の終盤に出た足の疲れと同じだ。故障を引きずる右足首にも小さな痛みを感じた。
 弱気が顔を出した。時間が長く感じた。僕は尽かさずジェルを取り出しちびちび口にいれる。ラスト1kは上りがあるのでタイムは望めない。これ以上落ちないよう踏ん張るだけだった。

 20k通過は1時31分14秒(23分24秒)。上りで思いの外、気持ちよく力を出せた。それは間違いなくフォームのお陰だった。最後のキロラップは4分30秒。学校を通過し右に折れると、あとは下りだ。勝手にペースが上がるので案外に辛かった。
 グラウンドに入り、ありったけの力でゴールに飛び込む。フィニッシュは1時間37分07秒。辛うじて2月の桐生を上回ることはできた。シーズンベスト。これで次はもう少しやれそうな気がした。


 フィニッシュ目前の家内の伴走を、グラウンド前の下りで伴走していると、お馴染みのバイクジャージを着たサイクリスト達が会場に入っていくのに気が付いた。僕はスピリットZさんの姿を確認して、走りながら思わず「ガタテツ~」と大声で叫んでしまう。H澤さん、K林さん、そして鉄女ママ。ホント驚いた。あれれ、今日はみんなで輪行じゃなかったっけ。潟鉄ジャージが目に飛び込んできた瞬間、勝手に笑みがこぼれる。僕らのサプライズ応援だそうな。その甲斐あってか家内の目標ハーフ2時間切りは見事達成。良かった良かった。
 そして記念撮影はお決まりのガタテツポーズ!応援に来ていただいた皆さんホントありがとうございました。
 さて、次走は再来週の白根。コースベストを目指して頑張る!











0 件のコメント: