ー変わったものだな。あの頃は休日、部活のために学校へ向かうことほど、呪い嫌うことはなかった。それが数十年後、似たようなことを自ら望んでやっている。まさか休日の朝から身体を動かすために市陸へ向かうなんて、あの時代の僕は微塵も思わなかった。
当時高校生だった僕が全ての物事により能動的であれば…。そんなことを考えると思わず口元が緩んでしまう。そして、ふっと顔を上げてみると、駅のホームには学ランを着た僕が不貞腐れ顏で突っ立ていた。
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1.自己紹介など
2.定点カメラによる受講者のフォームの撮影
3. 座学
なぜ僕らは走るのか 〜マズローへの投影によるディスカッション
ランニングのエネルギー 〜身体図式と身体イメージ
受動的運動と能動的運動など
4.休憩
5.筋膜剥がし
ストレッチポール、セラバンドを使った骨盤まわりの修整
6.ドリル
脳と運動のドリル 〜可塑的トレーニングの重要性
より速く走る 〜力学的観点からの着地速度
階段下りのドリル 〜重心と着地動作を掴む
フローランについて
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僕なりにまとめたレジュメは上記の通り。講師の竹内さんのランニングに関するあらゆる知識は洪水のように溢れ出してとどまることを知らず、それらを情熱的かつ冷静にお話されるので、聞き手である僕は飽くことがなかった。昨今、耳目にするランニングについての情報は、なんらかのビジネスソースに通じるものが多く、程よくまとめ、これをやれば誰もが能力が向上します、といったような眉唾に聞こえてくる話にいささか辟易していたので、竹内さんの学術的見地のお話しは、一つ一つが濃厚で、難しい言葉もわかりやすい表現に置換して、言い誤魔化すようなところがまるでなく信頼に足りた。何よりもご自身の経験とそれらにまつわるエビデンスが縦と横の糸でしっかり織り込まれているということを感じ取ることが出来た。
こう走れば、こういう腕ぶり、姿勢がこう、なんていうランニング時の定型的動作の話は一切なく、能力を発揮されている方々の言わば暗黙知、骨(コツ)のようなものを掴むお話しとドリルだった。今こうしてブログを記していて思い出した、今日の講義内容は名著「インナーテニス」に読後感に似ているかも。
さて今回の講義、僕にとっては頭打ちに感じていた自身のスピード、もっと速く走るための身体的動作のヒントを一つ掴むことができた。ドリル後のランニングの動作で竹内さんからOKを頂くことができて自信につながる。あとは送られてくる予定のフォーム診断が楽しみ。
機会があれば是非また参加したいゼミであった。
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