2015年9月10日木曜日

第27回佐渡国際トライアスロンBタイプを終えて 補給編

 まだ身体のあちらこちらに長時間身体を動かし続けた余韻が残っている。佐渡国際トライアスロンBタイプ(スイム2km、バイク105km、ラン21km)泳いで、漕いで、そして走った6時間半。有酸素運動に取り組んでもう5年目になるけれど、それはぼくにとって最も長い競技時間となった。

 ここで今回経験した幾つかのことをテーマに分けてまとめようと思う。
これらは次回に向けた忘備録としながら、ともすると印象に残る記憶の羅列のようなものになるかもしれないが、そこはお許し願いたいところである。

 まず最初に挙げたいのは、レース中のエネルギー補給のことだ。
今回、出場するにあたり、最も心を砕いたのがこの件だった。消費カロリーは5,000kcal以上を必要とし、レース中の補給は3,000kcalを目安にした。内1,500kcalは持参して残りはエイドを活用しようと考えていた。
 結果から言うと、ランの終盤で急激に身体が重くなったことの原因がエネルギー切れにあるので、もっと積極的にエイドを活用するべきだったと少し反省している。ランの入りがあまりにも調子が良く、あわよくば!という思いが過信を生んだ。

 レース補給は以下の通りだ。
 就寝前「Mag-on顆粒」
 スイムチェック前「トラベルミン(酔い止め)」「アミノバイタルジェル」「Mag-on顆粒」
 スイムアップ後「パウチタイプのクエン酸ジェル」
 エイド20km地点まで「カロリーメイト2本」「CCD500ml」
 50km付近まで「アミノ酸顆粒」「きんぴら饅頭(冷凍持参)」「サバス梅味4本分をグレープフルーツジュースで割ったボトル1本」
 これでバイクのベントウバコは予備のアミノ酸顆粒と乾燥した梅干しだけとなった。

 エイドはひたすらスポドリ(アクエリアス)をつないだ。ボトル5本はいっただろう。フードは赤泊あたりでバナナを1本。これが殊の外甘くて、とっても美味しかった。けれど一気食いだったせいか小木の坂で胃が少し苦しかった。
 バイクアップ後、ランの支度を終えてアミノ酸の顆粒を入れる。前半のエイドはスキップして、ぼくのハーフ走のルーティーンであるところのアミノバイタルジェルを9km通過で補給した。調子が良かったので、これで最後まで行けるだろうとタカを括ったのが良くなかった。ラスト5〜6kmあたりで頭が回らなくなり、急激に身体を重く感じペースは大きく下降。バイパスのエイドでコーラをもらい、ラストのアーケードでもコーラを貰って凌いだ。
 補給はざっとこんな感じだ。バイク終盤で炭水化物を入れていたらラン後半の内容は違っていたかもしれないと思う。

 そして摂取量もさることながらタイミングも大事だ。
 バイクの最初の時間でせっせと口に運んだことはとても良かった。元より両津ASまではジェルボトルを半分と、ボトルローテーションを考えてCCDを空にするイメージを持って臨んでいた。結果的にも、バイクの序盤で多くカロリーを摂ったことが、以降に効果を発揮したと推測する。摂取してから出力されるまでの時間は疲労度合いに呼応することを踏まえると尚更だ。それから入りのバイクペースを落ち着かせたことも、ぼくの性質上小さくはなかったと考察される。

 更にもう一つ。ボトル位置のことだ。サドル左後ろにメンテボトルをセットして、フレーム部2箇所、サドルの利き手側、そしてバイクジャージのセンターポケットでローテーションすることが正解だった。この辺りに気づけないのは、まだまだ「馴れ」が足りないなと思う。

 前日及び朝食は、特に意識せず普段の量と変わりなく摂った。但し、消化の良くないナマモノは避けた。ちなみにアルコールは月曜のから止め、コーヒーなどのカフェイン類も断った。ここは我ながら涙ぐましい努力ではあったが、体調を崩し、代わりに風邪薬を飲んでいたので、アルコールへ手を伸ばすほどの余裕はなかったと言うのが正直なところだ。

 レースに向けたコンディショニング、レース中のその管理は欠かせないことだ。今回、気温が適温だったのでその分随分楽ができたような気がする。もちろん、レース後の手当ても怠らないようにしたい。

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