2015年6月1日月曜日

やすらぎ堤の100kmマラソンのこと

 先週土曜日、新潟トライアスロンクラブ主催の100kmマラソンが開催された。この大会10年?5年?に一度に開かれると言われる超レアな大会。伴走OKと聴いたので、果敢に出走するM谷さん、H間さんの邪魔、じゃなくて応援伴走を目論み、やすらぎ堤に出向いた。
 スタートから1時間半後のAM7時コースに到着。青空のもと快適で清々しい朝なのだけれど、天気予報は気温の上昇を伝えていた。
 様子がわからないので近くのボランティアスタッフに声を掛ける。
 やすらぎ堤の10kmコースを10往復。制限時間は14時間半の夜20時まで。参加者は50数名、ボランティアスタッフの方が少し多いぐらい。その方の見立てでは10時間を切るぐらいが優勝タイムではないか…。

 暫くボランティアの方と一緒に通過するランナー達に声援を送った。手拍子をしながらナイスラン!と声を掛ける。ランナーから一様に合図が返ってくる。みなさん100km先のゴールを目指して走っていると思うと何かしらの貫禄を感じてしまう。

 お目当てのランナーズが現れないのでコースを走ることにした。すると、直ぐにM谷さんを発見。距離を伺うと20kmを過ぎたあたりとのこと。ペースは5分10秒台と想像以上に速い。さすがの走力と思いつつ邪魔、じゃなくて伴走していると次いでH間さん発見。つかさずH間さんに取り付く。こちらは5分20秒。やはり速い。
 伴走しながらナンチャッテ参加者の気分を味わいつつ、すれ違う参加ランナーに声援を送った。ナイスラン!と声を掛けると確実に返答をして頂く。参加者が互いに励まし合っているようで、否応なく何度となくすれ違う往復周回コースが、こうした一体感を醸し出すのかもしれない。100kmを完走しようとする共通の想いがランナーの間で共鳴しているのかもしれない。

 小時間ほど、ちょうど1往復の伴走。河川敷きに注ぐ陽射しは、時間とともにその強さを増していく。ぼくは必要以上に発汗した。100km走という途方もない数字にぼくはたじろぐばかりだった。

 ぼくはウルトラマラソンへの挑戦は今のところ微塵も考えていない。けれどフルマラソンの目標達成の手段の一つになり得るのならば考えはなくはない。ウルトラから学ぶべきことはたくさんあると思うし、フルマラソンの遥か延長に聳え立つ競技であることに違いはないのだから。
 ほんの少しだけ、ウルトラの雰囲気を味わうことができた週末の朝だった。次の開催は何年後になるのだろう。その時、ぼくはまた誰かの伴走をするのだろうか…。

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