2014年9月29日月曜日

2014越後湯沢秋桜ハーフマラソンのこと

9/28(日)越後湯沢秋桜ハーフマラソンに初めて参加した。
ぼくにとって今秋の初戦。新潟シティの前哨戦だ。同日、村上ではトライアスロンが開催されていてどちらにエントリーするか悩んだ末、フル対策のスピード練習も兼ねるこちらを選択した。

晴れ渡った空のもと、湯沢は風光明媚な初秋の景色に彩られ、絶好のマラソン日和だった。
午前8時、会場の湯沢中央公園陸上競技場に到着。フィニッシュゲートの設けられた会場は想像を凌ぐ賑やかさで驚かされた。失礼だとは思うが、田舎の一大会程度にしか想像していなかったので参加者の多さ、取り分け関東からの参加が半数を占め、地元新潟からの人数を上回っているのは注目するところだ。アクセスを活かした運営者の尽力を感じる。

フィニッシュゲート

 里山の道を活かした高低差のあるコース設定とのことだった。標高差で200m以上あることは容易く理解できたけれど、走ってみなければ判らないことが多い。
走破計画は、前半の上り坂が想像出来なかったので、標高ピークの7km地点までは抑え、以降はポジティブスプリットで進み、ゴールは1時間45分とみていた。
フルに向けたスピード練習という名目で臨んだので、レースに対するプレッシャーは少なかった。とにかく最後までしっかりと完走することが目標だ。秋晴れの空と雄大な自然が、走る意欲を掻き立てくれるようだった。

 スタートゲートから15mぐらい後方で第一ウェイブの号砲を待つ。コースの幅員は待機するランナーには充分とは言えず、スタート直後の混雑が予想された。
 9時30分号砲。スタート。
 ゲートからわらわらとランナーの集団が吐き出される。集団は着実にペースを上げすぐに縦長になる。ぼくは新しい相棒のガーミン220をラップ表示に切り替える。新しい相棒といえばもう一つ、新調して間もないシューズ、ターサージール2を履いていた。重要な装備を一新して臨むレースが始まった。

 入りは4分30秒台。小気味良く息が弾む。オーバーペースにならないように自制する。岩原スキー場前を通過するコースは思いのほか平坦だった(振り返るとここが唯一の平坦道)。そこをちょっと辛いかなぁ、ぐらいの感覚で進む。
 3kmあたりから本格的な上り坂が現れる。ぼくは余計な体力を使わないように、一歩一歩効率的なフットワークを心がける。5km前後でさらに勾配がキツくなる。それに合わせるように、陽射しが強く照りつけていた。汗が滴る。ここのペースは5分10秒台。駆け上ることに集中して周りを観察する余裕はなかった。

 7km付近の大源太(だいげんた)からコースは下りになった。キロ4分そこそこで駆けた。3km程続いただろうか。脚に強い負荷が掛かった。後半へのダメージの影響もさることながら、故障の二文字が脳裏をよぎる。脚の負担を軽減するように1歩ごとステップに意識を傾ける。ブレーキがかからないように大胆かつ慎重に。足の裏の着地ポイントを拇指と小指のラインに定めて接地時間を短くする。上りも辛かったが、下りは別な意味で辛い。
 長く感じられた下りが一息ついた辺りで、右のシューレースが解けたことに気付く。止まりたくはなかった。支障は感じられないのでそのまま進んだ。

 里山を上っては下り、魚野川に沿った道を進むとスタートした競技場に戻っていた。13km地点。4分30秒台を保ちながら市街地へ向かう。ここらで漸くコースは平坦になるかと思いきや、相変わらず上っては下るをくり返す。ジワジワと疲れが増す。

 JR越後湯沢駅周辺の沿道は地元の方と思われる声援で賑わっていた。そんな街中でも、しつこいぐらいに上り下りの連続だった。まるで正弦波の上をヨチヨチと進んでいるようだ。精神的に辛く感じられたのはこのあたりだった。
 計画では後半ペースアップをしようと思っていたけれど、実際は走力値いっぱいのペース走で進んでしまったので、キープするのがやっとだった。残りの距離を意識しながら、著しくペースダウンしないように踏ん張るしかなかった。

 18kmを過ぎ、残り3km。ここまでくれば大丈夫と言い聞かせながら力を絞る。アスファルトを踏むたびにパチパチと解けたシューレースが靴に当たって弾けるような音がする。後方からスパートするランナーの息遣いや足音に混じって、その音ははっきりと聴こえた。紐は解けているもののシューズは足にフィットして、しっかり道を踏みしめることが出来る。
 競技場へと続くこのコースは緩やかな上りのはずなのに、とても険しく感じた。連続する起伏は確実に脚に疲労を与え、フォームを崩そうとした。少なくとも僕はそうだった。筋力不足。これ以上ペースを落とさないように残り2kmで背筋をシャンとして、腰が落ちないように努めた。実際出来ていたかは判らない。体幹だとか腹筋を、バランスよく鍛えるべきだと感じた。

 20kmの標識を超えたあたりで右手からランナーがぼくを追い抜こうとした。ぼくも抜かれないようにスピードを上げる。誰にも抜かせないぞという気概はあった。ゴール手前、誰彼となく複数でセリ合いながらフィニッシュゲートにダッシュした。ラスト100mは完全に、本当に息が切れた。けれど普段やっている坂道ダッシュがこの競り合いで活きたので、嬉しくて少しニヤケた。それが湯沢のフィニッシュだった。

 走破タイムはPB。5月の白根ハーフより1分速かった。思いがけない結果だ。分析は後にすることにして、計画していたフル試走的なビルドアップは何処へやら。ありがちなポジティブスプリットで自身5回目のハーフ走を終えた。
来年もまた参加したい!と言いたいところだけれど、正直このコース設定に躊躇してしまっている。心身共に強い刺激を得ることの出来る大会である事は間違いない。
そして、何よりも最高の環境で無事に完走できたことに心から感謝したい。
合掌。

計測ポイントスプリットラップ
Start00:00:15
5km00:24:450:24:30
10km00:47:140:22:29
15km01:09:160:22:02
20km01:33:080:23:52
Finish01:38:01


※5kmラップの実績
  5km 24分30秒
10km 22分29秒 (46分59秒)
15km 22分02秒 (1時間09分01秒)
20km 23分52秒(1時間32分53秒)
ゴール 1時間37分36秒(ネットタイム)

9/30までのラン走行距離…300km

2014年9月24日水曜日

湯沢秋桜ハーフまであと4日

今週9/28(日)は第13回「越後湯沢秋桜ハーフマラソン」に初めて出走する。ハーフは白根マラソン以来4ヶ月振り。平野部を走る白根とはコース形状がまるで異なる山岳コースのハーフ。スタートから7km地点までひたすら登りらしい。それを聴いただけで辟易してしまうが後には引けない。新潟シティに向けたひと刺激として坂を駆け上がろうじゃないか。

※走行計画
  5km 27分30秒
10km 26分(53分30秒)
15km 24分10秒(1時間17分40秒)
20km 24分10秒(1時間41分50秒)
ゴール 5分20秒 (1時間47分10秒)

登坂を5分30秒ぐらいで進んで、下りからゴールまでは4分50秒ペースで押す。走力を鑑みた見積もりだ。ポジティブに考えて、もう5秒速くいけたとしても105分台。遠くない計算だろう。

9/23はアップ込みの30km走をやってみた。フルのレースペースで進みたかったのだけれど、体調を伺いながらソロリソロリとペースを上げて5分前後キープ。この数日トレをお休みしたことで脚が軽かった。25kmまでは素軽くラクに踏めた。そこからの5kmは疲れを感じ、モチが下がったけれどキリの良いところまでっ!と思い頑張った。
午後はプールに浸かって脚の疲労抜きに努めた。ここから大会当日までは木曜に10数kmでもうひとつ刺激を入れ、あとは1時間前後のジョグでつなぐ。バイクもアリかな。とにかく大会まで疲労を抜く。オッとそれから、炭水化物も適宜に摂らなきゃ。
秋の湯沢、晴天を願わずにいられない。

9/24までのラン走行距離…242km

2014年9月22日月曜日

ストレートネックで休養、そして本

参った。
先週の木曜あたりから「ストレートネック」と言われる、頸部への負担が継続的にかかることで頭痛やめまい、肩こりなどの症状を発症する慢性系の首の障害に悩まされている。
長時間、同一姿勢でパソコンに向かってデスクワークをしていると発症することが多い現代病の一種だそうだ。まぁ確かに当て嵌まらないことはないのだけれど…。
この週末は頭痛と吐き気のせいで思うように身体を動かせなかった。
潟鉄のK合さんがおっしゃていた台詞、
「トレーニング計画は6割出来れば御の字だよ」
なんだかやけに説得力のある言葉として記憶していた。今はこの言葉に救われている。
回復するまではおとなしくするしかない。レース期に向けたテーパリングということで、気持ちに折り合いを付ける。
次の日曜は湯沢ハーフ。一先ず、そこに向けて調整しよう。その先の新潟シティを考えてしまうと、この流れは戴けないのだけれど…。

そんなモヤモヤをうっちゃるように、ラン関連の新書を棚から取り出してパラパラとめくった。
 
「 マラソンはネガティブスプリットで走れば30分早くなる」吉岡利貢氏 (著)
有酸素運動の閾値(いきち)を向上させることが、トレーニング本来の目的であることを認識させられる。著者は自転車とのクロストレーニングを推奨しており「毎日長い距離を走らなくてもマラソンは強くなる!」と合わせて読むとよく分かる。
具体的方法として"ギリギリ楽に40分間走ったときの心拍数"LT値(乳酸性作業閾値:Lactate Threshold)を目安にトレーニングするところにもっとも惹かれた。「ギリギリ楽」という表現がすっと腑に落ちた。ぼくの長距離走のペース維持の感覚がまさにこれだからだ。

「マラソンはゆっくり走れば3時間切れる!」田中猛雄氏 (著)
この著者が読者に云いたいことは、違うところがポイントなのだけれど、ぼくはレース期におけるポイント練習が参考になった。

いずれの著者も「30キロ過ぎで一番早く走るマラソン」小出義雄 (著)に共通するトレーニング内容だと思った。実業団ランナーだろうが、アマチュアランナーだろうが目標必達の為には、やらなきゃならないことは概ね一緒なのだと今更ながら感じた。

LT直(AT値)=[(220-年齢)-安静時心拍数]×0.75+安静時心拍数
※上の式の[ ]は最大心拍数。ちなみに、ぼくは148ぐらいです。

↓簡単に計算してくれます↓
http://www.diet-school.jp/calorie_lt.cfm


9/21までのラン走行距離…207km

2014年9月18日木曜日

スイムで回復

連休中のランで脹脛、ハムそして四頭筋といった脚の主要部が、ぱっつんぱっつんに張り悲鳴を上げているようだった。従って火曜は完全休養日に充てる。
翌日はいつものように朝ジョグ。6分半ぐらいで進みながら、また今日からトレーニングするから、よろしく!と気怠い脚にお願いをした。

夕方。勤務を終え駅から歩いて帰宅。アップを兼ねて歩いたのだけれど、脚は相変わらずダルい。
プールの準備をしながら、トレを休みにしようかと考える。まぁスイムだからなんとかなるだろうとプールへ向かう。

柔軟、ふし浮き、ついでバタ足と一通りのルーチンを経て、いつものように25mをクロールで行ったり来たり。途中プルブイで10往復、ちょっと休憩して再びクロールで行ったり来たり…。
それなりに満足して締めのサウナ。更に一汗絞って晩酌の理由を付ける。
そして更衣室に向かう途中、プールサイドで気が付いた。
脚が、脚がすこぶる軽い!
澱のように疲れの溜まった脚が、嘘みたいに軽くなっていた。
スイムはクロストレーニングとして考えていたけれど、疲労した脚の回復にも繋がるのか?
2ビート?プルブイ?それとも水に浸かることで脚の血流が良くなった?
ま、結果オーライ。
スイムでリセットできることを記憶しておこう。

9/18までのRUN走行距離…195km。

2014年9月16日火曜日

9月の3連休のこと

9/13(土)
早朝ジョグ。前日届いたGPS時計を早速装着する。いつものコースをジョギングをしながら、時計をポチリポチリいじる。正直云うと機器の操作はあまり得意じゃない。取説を読むのが億劫な性格(タチ)で、直感的な操作でそこそこ使いこなせるモノしか身の回りには置いていない。まぁこれは(ガーミン220)大丈夫だった。ホッとした。
それから少し時間を空けた午前中、兼ねてから予定していたタイムトライアル。トライアルなんて仰々しいけれど、なんてこたぁない、予め決めたコース(福島潟放水路)を頑張って走るだけのこと。レース前のスピード練習の一環だ。
アップ込みでスタート。最初の1kmは5分半。3km以降は5分10秒ぐらい。スピードに乗れない。身体が重く感じた。コースや風向きのせいかなとも考える。思うようにペースが上がらないので、ジワジワ押すように走った。中盤8kmあたりから漸く4分50秒台に。これをキープして放水路1周13kmをフィニッシュ。相応の刺激が入れられたと思う。

9/14(日)
横越ヤンバラーズさんらとの合同ラン。港タワーに6時集合でスタートした。天候は清々しく申し分ない。西海岸公園を経由し本川大橋まで6分半から6分ペースで進む。大所帯なだけに名々のペースで縦長の隊列になった。そしてお約束、やすらぎ堤からのペースアップ。団塊さん、H間さんが前に出てヤンバラーズのHさんが追走する。あっという間に5分ペースを切った。ぼくはマイペースで走れればと思っていたけれど、せっかくの機会なので団塊さんの背中を追いかけることにした。スイッチが入る。
昨日とは打って変わって調子が良かった。ぼく後続を待たず一人2周目に入った。
海岸沿いを5分前後のペースで進む。双葉中、水族館、タコ公園と緩まず踏めた。途中、島ラン常連のKご夫妻とすれ違い挨拶を交わす。新潟シティ1ヶ月前の清々しい朝。ランナーの密度が時間の経過と共に高まっていく。
気分転換に関屋分水を渡った。新潟シティコースの逆走。いつもと違う角度から対岸の本川大橋周辺を眺める。引き続きペースをキープしながら河川傍を通り、やすらぎ堤を目指した。前触れなく空が崩れ雨が降り出す。走ることには何も問題はない。団子屋さんまで夢中で駆けメンバーを待った。想定以上の刺激を入れることの出来た島ランになった。


9/15(祝)
チーム骨っ娘の遠征ランに参加した。メンバーは骨っ娘さん、ヒグマサさん、M谷さん、H間さんそしてぼくの5名。昨年の今頃は高地トレーニングと銘打って野尻湖へ遠征したっけ。今年目指したのは福島県桧原湖。新潟から片道2時間半で現地に到着した。
山湖台から臨む雲海

 
桧原湖

AM8時。天候は晴れ。少し肌寒く感じられるが絶好のランニング日和。
ぼくらは「道の駅 裏磐梯」をスタートした。緑の木立の中、時折垣間見える鏡のような湖面の様子が伺えた。幾艘のボートが見え、釣りを楽しむアングラーが確認できた。お目当てはブラックバスだろうか。閑静と自然の威風。それぞれ好きなことに興じる我々は贅沢な時間を共有している。
 
檜原郵便局、北塩原役場方面へ向かった。6分半〜7分ぐらいのペースだ。ゆっくり舗道を踏みしめるように歩を進めた。気候、目に飛び込む風景のお陰ですこぶる気分が良い。この辺り道路は幅員が充分にあり、想像したより起伏は緩やかだった。車の交通量は多くなくランはもちろん、バイク練習にもってこいのコースだと思った。

他愛のない話に花を咲かせつつ、時には寡黙に黙々と進んだりしながら桧原湖周辺をトレースする。スタートからちょうど2時間、道の駅から距離にして18kmのところの休暇村ホールで小休止。疲労感はないけれど残り14kmもあると思うと、流石にちょっとウンザリした。連日のスピード練習の疲れもあったのか四頭筋が痛む。
国道459号線から桧原湖方面へ向かった。お土産屋さんやドライブインといった、少し色褪せた観光地の風景を眺めながら緩やかな登りを踏む。左手には山頂が赤茶けた磐梯山が姿を表している。

湯平のジェラードのお店でエネルギー補給を兼ねて休憩。売り子のおばちゃんが気を利かせてくれてチーズやお漬物を振舞ってくれた。ほんとうに有難い。
車道の交通量が多くなり路肩を一列になって進んだ。緩やかな登りが続く。早くはないけれど一定の速度で着実に進んだ。幾つかの起伏を踏み、お昼前には道の駅に到着した。桧原湖の周回距離は31km。連休を締める贅沢なLSDだった。
 

9/15までのラン走行距離…183km


2014年9月11日木曜日

9月2週に真剣に思ったこと

レースが近い。
ここまでぼくなりに距離を積み重ねてきたわけだが、自分の走力に効果的な内容だったのだろうか疑問だ。雲をつかむようで確かな手応えはない。振り返れば月を通じて何キロ走ったという数値が残っているだけだ。距離を踏むことに夢中になっているうちはそれで良いかもしれない。牧歌的風景を眺め、空中のマイナスイオンに包まれてニヤニヤしながら走る。それはそれで必要な時間だ。けれど走力向上に繋がっているかというと甚だ疑わしい。何事もメリハリが必要なのだ。ぼくのランニングには明らかに張りが足らない。つまり目標を実現する為により具体的で効率的な練習方法を組まねばならないのだ。

そこで漸くゲットしたガーミンを活用する。以前からGPS時計はなんとなく欲しかった。具体的な使用例を想像できずに購入を見送っていた。けれどこの度は違う。使用目的が明確なのだ。
例えばレースペース±10秒で中長距離を走るとか、LT値やAT値の心拍数をキープして走ろうかと考えている。いままでの練習の精度もグッと上がるのではないかと期待している。
いずれにせよ自身のモチベーション次第だけれど…。


2014年9月10日水曜日

ガーミンデビュー

妖怪ウォッチ、アップルウオッチと時計ネタが世の中を駆け巡っている。そんな中、ぼくは文明の利器、GPS時計に漸く触手を伸ばす。
ファイテン×タイメックスのアイアンマンとは長い付き合いだった。ありがとう。
これでAT値を基準にしたトレーニングをやります。
早く届かないかなぁ。


※GARMIN(ガーミン) Fore Athlete220J BlackRedセット


2014年9月8日月曜日

季節の変わり目には気をつけること。

朝晩はずいぶん涼しくなったと思ったら、風邪をひいてしまった。
少し喉が痛いなぁーと自覚があったのに、きっと大事には至らないだろうと高を括っていたら、完全に裏目が出た。ひどく後悔している。
この週末、佐渡トライアスロンに出場している仲間の活躍を横目に、思うように身体が動かせない自分に欲求不満。あれこれとハケ口を探して辿り着いた先は、1ヶ月後に控えたシティまでの練習メニューの組み立てだった。
指南書を片手に、何となく漠然としていたポイント練習の内容と日程を、具体的にスケジュールに落とし込んでみた。思ったとおり山場となるのは次の連休だ。やれやれ。気が重い。さっさと体調を整え英気を養わねば。

それにしても佐渡トライアスロンのネット中継、フィニッシュ地点の映像は感動的だった。自分もいつか目指したい場所のひとつだ。

 
9/8までのラン走行距離…73km

勝負脳

脳(心)と体は不可分である
ネガティブな言葉を用いない。例えば「疲れたー」と一言発するだけで脳はすぐ影響され、本当は発揮できるはずの力が出なくなる。脳がセーブする。口にするだけで身体に影響してしまう。
また強い緊張から本来の能力が発揮出来ないときがある。これも上の状態のようなもの。緊張から脳が硬くなり身体が動かなくなる。
以前手にした「勝負脳の鍛え方」著者/林成之を再読した。


「脳」の性質を理解したうえで「脳」と付き合う。自分の脳のはずなのに、他人のように接することが適切だ。思っていても口にしないことが肝要だ。

おっ、これはっ!というのをまとめてみた。
1.脳は目的を達成したがっている。目的とは成功のイメージ、目標はその目的を達成するために具体的に何をするかハッキリ区別する。

2.脳は他者との意見の違い、立場の違いを認めながら共生する仕組みで機能している。従って自分が良い思いをして、相手も良い思いをすることを考える。

3.自分の考えが正しいと思っても3,4日後にもう一度考え直す。脳細胞の発火現象(神経活動)は3,4日で消えるので余計なものが整理され、改めて自分の意見が正しいか問うことが出来る。

4.素直な性格は素直に集中できる力を生む。従って、繰り返すことで量が質を凌駕することがある。

こういうのも知っておくことも必要かと思う。





2014年9月5日金曜日

ランニングシューズのこと

シューズに足を通すと、これから走るぞーっと気持ちのスイッチが入る。
朝のランニング、通勤帰宅時のラン、休日のジョギング、体育館ギャラリー走…そしてレース。
それぞれのシーンで何足かのシューズをローテーションしているのだけれど、シューズの特徴で役割や位置付けのようなものが出来上がっている。

走り始めた頃、マラソン大会に参加する際に履いていたシューズはadidasのアディゼロだった。ソールが薄く、見た目にも軽そうで、いつもより早く走れそうな気がした。それからジョギングが生活の一部となり様々なシューズと付き合うようになった。お陰で走り心地の良さ、ークッション性、ラスト(足型)のフィット感の違いが少しは解るようになった。

目下の勝負シューズはMIZUNOのイダテン。値ごろ感からネット購入したが、走り心地はもちろん、マジックテープの利便性が妙に気に入ってしまった。
2度目のフルマラソンからずっと愛用しているので、かれこれ2年以上履いている。
マジックテープがそもそも珍しい。これを履いていると「トライアスロン用ですか?」と尋ねられることもある。色違いを含め、同じものを通算4足購入した。今も2足が現役だ。
この度、もう一組ストックしようとネット検索したところ在庫がなくなっていた。既に生産されていないモデルで、いつかこういう日が来るとは思っていた。
新たに信頼できるシューズを探すことになったのだ。





靴の性能云々よりも、まずは己を知ることが必要だと考え、7月に大阪を訪れた際、MIZUNOショップ「プリシジョンフィット」で足を計測して頂いた。そこで幾つかのアドバイスを頂いた。
1.右足の歩様が内側に傾いている。
2.インソールを使って外反母趾を修正した方が良い。
3.フィットサイズは25.5。(但し靴下は薄いものを着用すること)
4.ビジネスシューズにも気を配ること。

このブログでも何度か触れたことがあるが、確かにぼくの右足は残念な特徴を持っている。
長さは左と比べて1〜2cm程短く、その影響からだろうか、右足は外反母趾なのだ。
それらをカバーするシューズやインソールを選択したらどうかと云うことだった。そしてMIZUNOの製品ラインナップから薦められたのが、イダテンシリーズだった。うーん、やっぱり。
なにはともあれNEWイダテンを履いて早速ランニング。ジャストフィットだ。走り心地は申し分ないと思いきや、距離を踏むと右足に軽い痺れが…。慣らしが必要だろうと思い、我慢していたら右足の甲、小指の足の骨の出っ張りからシューズの生地が破けてしまいました。どうも右の足囲(ウィズ)が合わなかったらしい。左はなんともないのだけれど。
 
気を取り直して、量販店で同品のサイズアップしたものと、asicsの幅広タイプのシューズを試着。思いがけず着地感はasicsのターサージール2が良いではないか!
素人見解だけれどその要因は、標準のインソールの構造の違いだと思う。デザイン等々でも悩んだけれど、最初の履き心地感を優先して後者のターサージール2を試すことにした。

 
 
インソールをBMZのもに取り替え(標準のインソールより硬い)体育館ギャラリーやらアスファルトをそこそこのスピードで走ってみたりしている。しばらく付き合ってみようと思っている。地面を蹴ったあと、脚が軽く感じられるのがいい。
そして何と言っても、真新しいシューズを手に入れると練習のモチベーションが上がるのが、この時期としてはとてもいい。
 
 
9/5までのラン走行距離…58km。
 

2014年9月1日月曜日

’14.8月の総括

今月は距離を稼ぐことができた。距離を踏めそうな日は迷わず走ることを選択した。また、月の半ばから日曜はジョグで30kmをやれている。そういったいくつかの積み重ねの結果だ
月間で走った距離の合計というのは、走るモチベーションを維持するには必要な数字だ。ぼくはこの数ヶ月、走行距離300kmをかろうじて維持している。それは間違いなく昨年の自身の練習量の上回るものだ。その物理的練習量が自己ベストの更新に直結するかは別の話だけれど、担保のない自信のようなもの、例えば過去の自分には負けないゾといった、より上を目指そうとする気持ちを与えてくれると信じている。
まもなくレースシーズンに突入する。
今月9/28の湯沢ハーフから、10/12新潟シティフル、10/26柏崎フル、11/9五泉10kmとローテーションしていく。
故障に気をつけて、今の練習量を維持するように努めたい。


8/31までのラン走行距離…381km