2014年7月28日月曜日

'14.7.27第20回福島潟駅伝のこと

朝。ジョグに出ようとしたら空からは雨粒が…。割とまとまって降ってきたのでカブトヤマトンネルを走ることにした。雨の日のトンネルは湿度が高い。時折トンネルの中を吹き抜ける風が心地いい。ゆっくり時間を掛け概ね10km。雨の中を走ったのと同じくらい汗でビショ濡れになる。
帰宅して朝食を摂り会場に向かった。雨は止んでいた。

20回目を迎える大会には100チーム近い参加があった。1チーム5名で1周3km、合計15kmを襷で繫ぐ。小学生、男女混合チームの部と男子の二部構成でレースは行われる。
ぼくは男子の部の第一走者だ。福島潟放水路沿いのコースはアップダウンが多い。ほぼ全力で3kmというのは気が重い。ハァハァ、ゼィゼィと息が切れることほど辛いことはない。
一昨年、初めてこの駅伝に参加した時は本番さながらの試走なんかをしたのだけれど、今回はそういうことはしなかった。通常のトレーニングのみ。ぶっつけ本番。第一走の速い人たちに引っ張ってもらうつもりだった。

アップはスタートの数分前。いきなり4分台で走るので、脚にはしっかり刺激を入れる。
スタート地点に第一走者が並ぶ。風が吹いていた。行きはアゲンスト、帰りはフォローだそうだ。スタートの号砲が鳴るまでの僅かな時間は、いつでもドキドキする。ぼくは平静を装うのに大きく息を吸って、ゆっくり吐いた。
スタート。
一般男子の部の始まりだ。
砂利混じりの緩やかな上り坂を駆ける。スタートは悪くない。中団ぐらいに位置して集団についていく。すぐに道は下りになる。息を大きく吸って大きく吐いた。そして、また上りになりすぐに下る。この下りは勾配に身を任せスピードに乗る。暫く平坦になる。呼吸は馴れるまでの辛抱だと言い聞かせる。
坂の上りは脚を上げ、下りは傾斜に身を任せる。それを意識して実践した。起伏の多いコースを走るうえでは欠かせないポイントだと思う。

1km通過。想像したより落ち着いた流れだった。もちろん楽ではないけれど。ペースキープする。
2km地点。呼吸が少し乱れてきた。ここから周囲のペースが上がる。一人に抜かれる。それにつられペースを上げる。けれど、まだガマン。スパートは橋を渡る手前からだ。はじめからそう決めていた。但しそこまで力を保てたらの話だ。

スパート。一気に坂をのぼり橋を渡る。橋の真ん中からは下りだ。それを利用して歩幅を大きめに取る。息が乱れる。長い下りだった。折り返す。すぐに上りがある。もうひと踏ん張り。目の前には第2走のGさんがこちらを見つめている。声を掛けながら襷を繋いだ。コースを外れ屈み込んで両膝に手を付いた。あっと言う間だったけれど、ぼくの役目は終わった。

我がチームはアクシデントがありながらも無事完走することが出来た。全てのチームの殿を務め、最後のゴールテープを切ることになったアンカー、にゃーさんに会場の誰もが惜しみない拍手を送る。まさに、これぞ駅伝と言ったところだろう。
ぼくの時計は12分1秒。2秒短縮すれば11分台の仲間入りだったのが悔やまれたけれど、頑張った結果なので満足だった。また来年も参加したいと思う。


7/27までの走行距離…ラン268km

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