2013年3月5日火曜日

'13年2月のまとめ & 今年初の島RUNのこと

2月は210km走った。インターバル走はもちろんRUNの合間に筋トレサーキットを挟んだりしてスピードアップに必要なトレーニングを課す。
プールにも4回行った。泳ぐというより水に戯れるといった方が適切だ。ゆっくり動作して息が切れないように泳ぐことを心掛けている。これらの練習が今後の成果を結べば良いのだが。
そして遂にロードバイクも届いた。予定よりも1ヶ月以上早い到着だ。実はどうやってバイクの練習時間を捻出すればいいのかまるで想像できないのだけれど、何となく通勤で使えたらなあと考えている。
と、こんな具合に2月は次のステージに進む準備の月となった。


3/3(日)。前日トレーニングが出来なかったので、その分を取り返すつもりで長距離を走ることを考えていた。夜半過ぎに降っていた雪は朝に止んでいた。地面にはうっすらと雪が積もっていたが、青空が覗いていた。ぼくは移動の車の中で新潟島を走れそうだなと思った。

アップを兼ねて臨海側から入ることを選択した。風は冷たかったが外を走るのに問題はなかった。トンネルを抜け入船側へ。そのまま海岸沿いの路を進む。今年始めての島RUNだった。久しぶりすぎて目に飛び込んでくる景色が新鮮に映る。顔を上げ空を仰ぐとちょうど進行方向に雲の残骸のようなお月様が見えた。ぼくは自分の気持ちいいペースで進むことにした。

ドン山あたりから松林の中にはいる。なんちゃってトレイルランニングだ。防砂林は海からの風を受けすべての樹木が街に向かって傾斜している。その容姿を見ながら走るとちょっとした錯覚に陥ってしまい酔いそうになる。コースに雪はまったくなく走りやすい。風に吹き飛ばされるのだろうか。小刻みなアップダウンを気持ちよく駆けた。

護国神社にでる。コースには薄っすらと雪が残っていた。ぼくは滑らないように注意を払い慎重に進む。そして少し進んだところで犬を見かけた。ぼくを先導するように30mぐらい前をトコトコと並足で駆けている。時折、尻尾がヒラヒラと見え隠れする。こんな先導も悪くないなあと思っていると犬が立ち止まった。すぐに距離は縮まる。犬は動くことなくこちらをじっと眺めていた。ぼくも犬を見つめながら通り過ぎようとしたが、目に写ったのはシベリアンハスキーの幼犬だった。自分の目を疑いながら脚を止め踵を返し近寄り、屈みながらゆっくり右手をだした。
 (こんなところでどーしたの?迷子ですか?)
瞳が青い。ハスキーに間違いなかった。首輪を付けていなかったが毛並みは少しも汚れているところがなかった。どこから逃げ出してきたのかもしれない。彼はぼくの手を嗅ぎ、躊躇するように少し後ずさりしてまるで何事もなかったようにトコトコと来た道を戻って行った。ぼくはその姿をただ見送るだけだった。ツイで拡散した方がよいのか迷った。

松林を抜け汐見台にでた。視界が開ける。陽が射して申し分のない天候だ。早くも遅くもないペースで関屋分水、本川大橋と進む。風は相変わらず冷たかった。
河川路に出ると早朝に関わらず頻繁にジョガーとすれ違うようになった。防砂林ではほとんど人を見かけなかったせいかホッとした。走り始めて1時間が経過していた。

陸上競技場あたりでジョガーを前に置き同じペースで進む。走友会の集合時間に遅れないように時計を確認しながら、柳都大橋付近でペースアップし集合時間の少し前に到着。すでに、ゆうこりんと、メグメグさんがいらしていた。トンネル片道と島1周で丁度100分だった。

練習会はぼくを含めた6名、先の2人にGOさん、フェマンさん、H間さんでスタートした。ぼくにとって2周目の島RUNだ。ぼくらは海岸路を進む。
「やっぱり外を走るのは気持いいネ」
誰彼となく口にする。まったくその通りだ。冬の間は屋内を走ることを余儀なくされる。屋外へと解放される季節がようやくやって来たのだ。雪国のジョガーすべてが思うことだ。

みなで他愛のない会話をしながら海岸路を進み公園で給水した。ぼくにとって走り始めてから最初の水分補給だった。冷たい水が美味い。再び走りだし、男性グループが先頭に立ちそのまま前に進んだ。ぼくらは決して早くないペースで関屋分水を越え、河川路に出る。ちょっと後ろに女性陣がいた。本川大橋を超えたところで無性に喉が乾き水飲み場で水を飲んだ。このあとH間さんがペースアップしフェマンさんが続く。ぼくは少しづつ確実に離された。競技場付近の桜並木までは2人の後姿を確認することが出来たが視界から失ってしまった。

追い駆けられなかったぼくは気を取り直し自分のペースで走る。万代橋手前で脚に違和感を感じ、しばらく進むとふくらはぎが痙攣した。ぼくは立ち止まり屈伸と軽いマッサージをする。走り出しは両方の脚が自分のものではないようにまるで言うことを聞かなかった。フワフワと遊んでいるようだ。それから幾度となく立ち止まり屈伸&マッサージを繰り返す。どうやら朝食を摂らずに走ったことと、途中のエネルギー補給を怠ったことがこの事態を招いたようだ。スピードは随分落ちたが何とか歩かず団子屋さんまで辿り着いた。両膝に手をやって屈んでいたらすぐ後ろには女性陣の姿があった。

団子屋さんでエネルギー補給&しばし休憩。ふくらはぎと膝の裏が痛みたまらず椅子に腰をかけ一息ついた。お金を持ち合わせていなかったぼくはGOさんから豆大福を買ってもらう。大福の餡がこの上なく美味かった。(GOさんありがとうございました!)

休憩終了。港タワーに向かうグループと走りだすが相変わらずくらはぎが痛む。みなの後ろ姿がだんだん小さくなる。取りつく間もなく置いていかれる格好になってしまう。こんな状況は初めてでかなり情けなかった。何度も走ろうとするがふくらはぎの痛みで走れない。結局歩いてタワーに辿り着くのに20分は掛かった。トンネルは下り傾斜を利用して走り、その勢いを借りて登り手前までゆっくりだが走ることができた。出口の階段を上りきったとき、ぼくの時計はAM10時50分を指していた。2周目は140分以上かかったわけだ。

エネルギー切れ、水分補給のタイミングなど反省すべきは色々あるがこれも良い?経験と思うことにした。次の島2周ランでは同じことにならないように装備を充実させて臨む。次週も挑戦するつもりだ。天候次第だけれど。

帰宅し昼食を摂り午睡。起き抜けは右の踵が痛んだが予定通りプールへ。泳ぐより採暖室にいる時間が長かった気がするがそれなりに頑張った。夜は20時に床に就きすぐ落ちた。楽しい一日だった。


3/5までの走行距離…45km

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