2012年10月29日月曜日

10月第4週のこと

 今週は火、木曜日と体育館でインターバルトレを試みる。本で読み拾ったものからこれなら!という内容だ。
 軽いジョグでアップしてからまずは50秒ペースを目標に5周。1周ジョグを挟んで次は4周。ペースは45秒を目標にするが後半は50秒キープするのがやっと。また1周ジョグを挟んで50秒切りを目標に3周。3周は2セット。2本目の3周がキツイ。ゼイゼイハアハアと1周のジョグでは呼吸を整えることが難しくなる。そして2周を2本したあとジョグとダッシュの交互で3〜4本を行う。もちろん、もっとやっても差し支えないのだが十分に疲れる。段々と距離を短くしてスピード走をすることがこの練習のポイントでインターバルトレの初心者向きらしい。あたりまえだがジョグで同じ距離を走るのとは比べものにならない。
 この練習でスピードアップが図れるかどうかはまだわからない。やってみると追い込み感があり通常の練習メニューにメリハリが得られる。週ごとの練習メニューに取り入れ継続することに決めた。無酸素運動に近いので頻度や間隔を考えて実施したほうがいいのかなと思う。

 日曜は走友会の自主トレで島RUN。あまり天候がよろしくないので、集まった4名でトンネルRUNをすることに。17分ぐらいのペースで6周した後、空模様を伺いながら本川大橋まで往復することに。久々に長い距離を走ったせいで体のあちこちが痛い。土曜日は所用で何もできなかったので日曜で走り溜めをした格好だ。


10/28までの走行距離…149㎞

2012年10月23日火曜日

2012寺泊マラソンのこと

 新潟シティマラソンから中1週。エントリー種目は10㎞。45分内完走を夢見て何度かシュミレーシュンしたが、ちょいと今の実力からは無理と判断し46分を設定。折り返しの後半をキロ4分20秒を切って走る脚力はないと判断した。
シュミレーションしながら、スピード強化は今後の課題としてインターバルトレーニングなど積極的に取り入れねばと思った。

スタート。奥が僕
 さて当日。ぼくは走友会メンバーと合流し、体育館の中央に幟(のぼり)を立て我らの陣地が完成する。
歓談やウォーミングアップも束の間に、気がつけば選手はスタート地点に集合するようにアナウンスが流れていた。
定刻通りハーフ、5㎞とスムーズにスタート。ゲストランナーの有森裕子さんの激励と共に歓声が湧く。そしていよいよ10㎞のスタートだ。ぼくは走友会の快速女子R子さんの後ろについて行くことに決めた。

 スタートのペースは想像より早く、とてもついていけそうになかった。2㎞手前ぐらいから落ち着き、R子さんの後ろにこっそり(笑)取りつくことができた。
海からは強い風が吹き、ランナーの行く手を遮った。有森さんがスタート前のアナウンスで「自然とケンカしても勝てない」「風に対して思いっきり屈み込みなさい」と話していたことを思い出し、その通り実践してやり過ごす。前半は気分良く走ることができた。
折り返しまでR子さんの背中をみて23分30秒。想定より10秒遅い。

 折り返しから彼女は一気にペースアップ。トレードマークの黄色いTシャツがどんどん遠のいてゆく。追いすがろうとするが息が続かない。
風はアゲインストからフォローに変わる。風が背中を押してくれる。けれどぼくはペースキープがやっと。力が出ない、あるいは出せない状況だった。
風が再びアゲインストになり、残り4㎞あたりから雨が降ってきた。時計を見て逆算する。まだ46分台はある。

 今振り返ると、折り返し以降、追い越されることはあったが追い抜いたことは殆どなかった。今にして想えば、ペース配分の問題だろうか。
例えば、シュミレーシュンを3㎞ごとに設定をして、残り1kmを死んだ気でスパートするという考え方もあったかもしれない。そもそもバリエーションに富んだペース配分に慣れていないことが要因だが、10kmはあっという間の出来事なのだと認識した。
また当日の環境条件、今回ならばアゲインストの風をもっと考慮することも必要だったのかもしれない。

 再びレース回想。
 水族館を通過し、寺泊のメインストリートに出た。バスターミナルを抜け真っ直ぐ進む。雨が一段と強くなった。誘導に従い左折するとゴールが見える。激しく降る雨の中、有森さんがコースの真ん中でランナーを迎えていた。ぼくは左手でタッチ!
ゴールの時計が47分になろうとしている。力を振り絞りフィニッシュ。47分2秒。PBだが目標には届かなかった。

 ぼくはすぐにフィニッシュラインから踵を返した。ゴールに入ってくる走友会のメンバーに声援を送る為だった。土砂降りの雨が、さらに勢いを増したような気がした。熱い体を急激に冷やす雨だった。
今年の10㎞レースが終わった。

10/23までの走行距離…114km

2012年10月16日火曜日

10月第2週、週末のこと。

 今だに先週のフルの余韻に浸っているようだ。この週は疲れを癒すことに専念して5㎞前後のジョグを数回やった程度だ。脳がセーブをかけているのかもしれない。 

餌木3.5号 アオリイカget!!

 そして週末。この時期に恒例化している気の置けない仲間たちとの佐渡釣行。アオリイカを求めて(エギング)佐渡アイランドをさまようイベントだ。今年で5年目。7名の烏賊バカが参戦。釣果は釣り人の頭数からみたら散々な結果の11杯。昨年の激不漁(烏賊2杯/釣り人8名)からみれば飛躍的な数字だ(笑)25cmクラスが数杯揚がったことが救い。地元のベテラン釣り師曰く、先週はものすごく良かったんだ。数が揚がったんだと行く先々で聞かされる(毎年そう言われているかも)。自然相手、生き物相手はむこう合わせなので仕方が無い。決して我々のアームのせいじゃないと言い訳し、佐渡へ向かうフェリーのでのビッグマウスは何処へやら、帰りはうな垂れ2日間の疲れを癒すように爆睡。新潟港に到着したころ右投げ左巻きのぼくの二の腕が少し筋肉痛だった。
 走ることにはまってから、今まで継続してきたいくつかの物事に時間を割けなくなっている。エギングもその一つだしゴルフからも随分遠のいてしまった。時間は限られている。両立できればよいがなかなかどうして。行きつくところ、やっていて一番楽しいことを選択をした結果なのだ。

 今週10/21日は寺泊マラソン10kmにエントリー。週の練習は息を整える目的でビルドアップをちょいちょい取り入れる。45分切れるかな? 港が近いのでエギング支度も忘れずにもっていこうと思っている。鮮魚センターで買った方が早いのは間違いないけど。

10/16日までの走行距離・・・86km

2012年10月11日木曜日

'12新潟シティマラソンのこと

雨が降ってきた。
「雨が降るなんて珍しいな」隣に並んだランナーがつぶやいた。
確かにシティマラソンにエントリーするようになってから雨が降った記憶はない。
「これならきっと気温は上がりませんね」ぼくはそれとなく返した。
男性は長い海岸線が嫌になるとか30kmを過ぎてからが心配だとか堰を切ったように話し始め、ぼくは相槌を打った。スタート号砲の数分前のことだった。気が紛れて丁度良かった。

新ロゴです
 前方で歓声と拍手が湧き起こった。いよいよだ。スタートの号砲とともに花火が打ち上げられる。歓声を上げた大きな集団がコースに沿って移動を始めた。規則正しくアスファルトを踏む足音が街を圧倒する。仲間たちとおしゃべりをするランナー、後方集団をかき分けるように進むランナーなど様々だ。最初の1kmは6分20秒。ちょっと遅すぎかなと焦りを感じるが、始まったばかりの長い道のり、諸先輩方のアドバイス「最初はゆっくりとね!」を想い出しながら練習の入りの感じで進むことにした。三越の交差点を右折し礎町(いしずえちょう)へとランナーの大群が進む。前回も感じたが圧巻だ。同じ群れの中でこの光景を画像に納める方々が散見される。万代橋を駆け上がり、橋の中央に差し掛かったとき、後方から高橋尚子さんがやってきた。つかさず左手でハイタッチ!予想外にその手はあたたかくパワーを分けてもらったようでやる気にスイッチが入る。偉業を成し遂げた人物から伝播する力は尋常ではないのかもしれない。

 ビルボードプレイスを過ぎ川沿いに出る。幅員が狭く自分のペースを保ちにくいところだ。3km地点で18分。スタートから計算すれば5分50秒できている。隙間を突き徐々にペースを上げつつも、決して焦らず気持ち良く走ることを心がける。最初の給水、県庁のジグザグ道を駆け抜け千歳大橋へ。そこでぼくは大きく右にきれ、自分のペースで坂を登りおもいきり下った。有明大橋もおなじようにした。10㎞地点は58分で通過。設定目標より3分超過。4時間切りの最低限のペースである5分40秒より早く走っているのでそのまま海岸に向けてイーブンペースで進む。

 海岸通りに入った。しばらくすると骨っ子さん家の応援プラカードを発見。通り際に左手を上げながら声をかける。気付いてくれただろうか。雨の降る中の応援に頭が下がる。本当にありがとう。

 ぼくは相変わらずイーブンで進んだ。少し余裕があり全力で臨んでいないような気持ちがして少し後ろめたい気がした。まだ先は長いからと自分に言い聴かせる。ペースアップを考えたが気持ちにブレーキをかけ、その分という訳ではないがしっかりとフォームを意識して進むことで折り合いをつけた。そんな頭の中のやり取りをしていると折り返しのランナーとすれ違うようになった。すぐに走友会の面々も現れ始めた。可能な限り声援を送り、送り返された。いつかあの中にぼくも入れるのだろうかと想像したが途方もないことにしか思えなかった。

 20㎞通過は1時間52分。設定した目標をやや上回る。折り返し地点を過ぎたところで持参の糖質のエネルギーを補給し、更に25㎞のエイド手前でアミノ酸を補給する。容赦ない大粒の雨が降ってきたがキャップとサングラスを着用しているので苦には感じられなかった。濡れたシューズは今更どうにもならないので水溜りを気にすることなく駆けた。またこの日の為にあつらえたランパン、ランシャツも雨の中なんの違和感もなく装備は全く問題なかった。

 30㎞地点を通過したが時計を確認するのをうっかり忘れてしまった。というか確認したかもしれないが覚えていない。このあたりからは記憶が虚ろになる。少し先の関屋分水を超え、32㎞のエイドでバナナをまるごと1本もらう。左手にバナナ、右手に飲み物を持ちながら走る。そんな自分が妙におかしくて走りながらニヤニヤしてしまったことは鮮明に覚えている。
 残り10㎞。ここからペースを上げれば想定以上のタイムを叩き出せるのでは!そんなことを考えていたせいか、僕に対する声援には全く気付かなかった(らしい)。沿道から「キューちゃんが前にいるよー!いるよー!」と何回か同じことを言われても、何のことか理解ずに進むと、確かにあの高橋尚子さんがコースで通過するランナーに声を掛けていた。まったく素晴らしいサービス精神だ。ここは右手でハイタッチ!アイコンタクトが叶わなかったのが残念。立ち止まって両手をがっちり握りしめるべきだったかもしれない。

 入船タワーの折り返し、歴史博物館の撮影ポイント、柳都大橋、万代橋を通過して確実に陸上競技場に近づいていく。ゴール目前に関わらず歩くランナーは決して少なくない。沿道からはあと◯㎞とか、ラスト!とか、という声援が絶え間なく掛かる。周囲への認識はあるのだけれど、ぼくにはそれらがことごとく虚ろに感じた。キツくて苦しい、スパートをかける力もない。ただ止まれない、止まってはならないと強く念じながら走っていた。残り数キロは周囲を感受する能力が欠落し、表層の意識が無意識にとって変わったような状態だった。(うまく表現できない!)ただひたすら走り、前にすすむことしか出来なかった。

フィニッシュまで200m
競技場に入った。ペースは変わらない。みんなが見え右手を上げた。ゴールは目前だ。最後のコーナーに入り、ぼくは右にきれド真ん中のコースに位置をとった。少し背筋を伸ばしゴール板を越えたところで両手を挙げた。3時間47分。ほんの一瞬だが、湧き上がる感情があった。スピードを緩め足を止めた途端そこから動けなくなった。思った通りだった。

 翌日、長めの散歩をした。翌々日は全休。3日目からジョグを開始。次は寺泊10㎞だ。レースまでに強い練習はできないと思うが疲れを癒し、体調を維持して45分切り狙いたい。


10/11までの走行距離・・・72㎞

2012年10月4日木曜日

H24.10月第1週、フル直前のこと

新潟シティまであと数日となった。レース1週前の過ごし方をネットで調べると概ね以下のポイントが絞れた。

○1週間前くらいにスピード(10km程度)練習を行う。
○平日はジョグ40分〜50分を走る程度にとどめる。4日前ぐらいに6km程度を実際の目標ラップで走るのもよい。
○食生活は暴飲暴食を避けバランスのよく摂る。アルコール、カフェインなどは3〜4日前から控える。カーボローディングをレース3日前から行うのも良い。(僕には必要ないだろうな)
○睡眠、休息をしっかり取る。
要するに、レース前は肉体的な疲れが残らない範囲で練習を行ない、ココロと体を穏やかに保つことが肝要なのだ。またレース当日のことは小出監督氏のコメントが具体的で実行しやすい。これも要点をまとめる。

○起床時間はレース前の4〜5時間前。
○起床後、近所を10〜20分散歩する。
○朝食はレース3時間前に済ませる。レース前の副食は消化の良いものを選ぶ。
○アップは15分程度歩くぐらいで十分。ストレッチはこまめに。
○レース直前は体温を維持すること。

以上である。ここまでは、すべてネット上位ページのいいとこ取りでしかないが参考にしたい。(多少数字が違っているかもしれないがそこはご容赦ください)

走友会の諸先輩方からもたくさんのアドバイスはもちろん、走ることが好きで好きでたまらない姿を見せていただいているし、走る仲間をつくるともっと楽しんだぞ!ということも十二分に教わった。ほぼ精神論だけで孤独に臨んだ昨年とはまるで違う。プロセスなりの結果が出せるかは「走りたい」という気持ちを僕がピークに持っていけるかだろう。金曜日に受付を済ませるつもりだ。ワクワクしてくる。レースはすぐ目の前だ。

10/3までの走行距離・・・10km

2012年10月1日月曜日

フルマラソン前週のこと

 先週末から殆ど走れていない。本来ならハードな練習の翌日ほど鍛えがいがあるというのに走る時間がつくれなかった。
 晩酌の理由づくりに体を動かした程度で距離は稼げなかった。それなのに週末9/29(土)は気分任せで走る。理由は特にないがそうしたかったから。

 翌30(日)は走友会メンバーと合流して最終調整を行う予定だったが、こちらも急な用件のために叶わなかった。ならば2ヶ月前からコミットしていた、自宅から福島潟周辺を廻るコースを1時間以内で走り切ることに挑戦することに。フル前の調整練習としては適切ではないかもしれないが、9月の締めのRUNとしては悪くない選択だと思った。

 アップそこそこにスタート。必ず1時間以内に走り切る自信があったので、時計は気にせず進んだ。
 いつも一人で走るときは様々なことが脳裏をよぎる。それらに捉われてしまい、走りに集中を欠いてしまいがちだが、今回はフォームやピッチに、とにかく走りに集中するよう心がけた。
 姿勢を真っ直ぐ正す。一完歩を数ミリでも前に置く為にハムを、膝を上げることを意識する。ストライドを大きく取るために腕の振りにも意識を向ける。そうしたルーティンを繰り返しながら淡々と駆けた。
 目安にしているポイントで前回挑戦した時より3分ほど早く通過した。以降、ややピッチを落としフォーム(姿勢)重視で進んだ。
 ラスト1km、目標タイムまで残り5分。そしてスパートして59分50秒でフィニッシュ。3度目の挑戦で目標を達成した。自分で決めた目標を到達するのはなんとも清々しい。けれどゴール手前のスパートダッシュは決して格好いいものではなかった。次回はスパート無しのイーブンペースで走り切りたいと思った。

 同夕方。台風が近づく鉛色の空の下、僕は晩酌の理由を作るため、軽くジョグへ出掛けた。これがホントの9月の走り締めだ。天候とは裏腹に福島潟放水路は多くのジョガーで賑わっていた。すれ違い挨拶を交わす。皆さん、何か明確な目的を持って走っているのだろうか。それとも走ることが大好きで仕方がないのだろうか。別に意味がなくてもいいのだけれど、尋ねられるのならば伺ってみたいものだ。

 次の日曜日10/7は新潟シティマラソン。僕の目標のレースだ。憂いていることはスタート時の入りと、幅員の狭い区間の混雑は免れないということだ。何はともあれ持てるすべての力を発揮すのみ。

 今月の走行距離・・・245km