2012年11月15日木曜日

11/11(日)五泉紅葉マラソン

 陣取った体育館に射し込む陽の明かりが眩しかった。冷え込んだ空気が太陽の上昇と共に気温が上がっていくのがわかる。今年最後のマラソン大会に相応しいコンディションになった。
 ぼくは左腕に5㎞ごとのタイムシュミレーションを記した。
 入りは5分を切る感じで5㎞24分、10㎞48分、20㎞96分。
 凡庸なタイムだが等身大の力だ。イーブンペースを守り、巧く走れれば100分台もあるかもなんて淡い期待を込め目標を設定した。

 この大会は仮装で参加する方が多く、賑やかなコスチュームのランナーを眺めているだけでも楽しい。リラックスしたムードで定刻通り9時30分にハーフの部はスタートした。村松公園からから1キロ半ほど進んだ交差点を起点に3つのコースをそれぞれ折り返し、スタートした村松公園へ戻るコースだ。

 初めて参加する大会はコースを知らないぶん慎重になる。けれどそれに相反するように10㎞通過が47分。寺泊10㎞のタイムとあまり変わらない。平坦なコース、折り返し付近で走友会の面々と声を掛け合うことで緩まずに走ることができたからか。
 終盤の3つ目のコースが楽しかった。緩やかな登りを進み、急な坂を下ると村落に入り最後の折り返し地点を迎える。再び来た道を戻り今度は坂を登り、緩やかな下りが続く。ラッキーなことに追い風のオプションがついた。残り3㎞からペースを上げる。他のランナーも考えは同じだった。ぼくは抜き去ろうとするランナーに歩調と呼吸を合わせ並走する。キツイが不思議と粘れる。しばらくすると相手が沈む。そしてまた別のランナーがやってくる。同じように歩調と呼吸を合わせ並走する。自分にも強いプレッシャーがかかる。

 コースのレイアウトの起点となる交差点をゴールに向けて左折。エイドには手を出さず眼前の坂を登りきることに集中した。踏ん張りどころだ。坂を登り切ると緩い下りになりゴールの村松公園はすぐ目前だ。脚が重い。スピードを保ちトラックに入り最後の力で必死に走り1時間40分49秒でフィニッシュ。レースの幕が降りた。

フィニッシュ!

 コースのあちこちに県外から来られた特定のランナーへの歓迎メッセージや、出場ランナーへのメッセージが綴られた手書きのポスターが電柱にくくられていた。主催のホスピタリティを感じずにはいられない。
 早朝時ののエントリーも中学生の皆さんがゼッケンを渡していた。沿道にはおばあちゃん達が声援を送る。大勢の地域の方々のボランティアで成り立っている大会だった。来年も必ず参加しようと思う。ぼくにとっては2回目のハーフマラソンだったが、走り終えて本当に気持ち良かった。あの気持ち良さはこれからのマラソン人生(ちょっと大袈裟?)でも確実に記憶に残ることだろう。何度も「あー気持ちよかった」と声に出した。出さずにはいられなかった。間違いない、ハーフはおもしろい、そう確信した。


☆11/18までの走行距離・・・81km

1 件のコメント:

ファイターズ さんのコメント...

お疲れさまです~。
これからも記憶に残るレースが増えそうですね。
お互いにがんばりましょう!